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夢現塾日報 blog

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進路面談(目)

2023.10.24

現在、まさに夢現塾での中3三者面談真っ只中だ。我が教師陣と保護者・生徒とが向かい合って、最新情報を元に今後の進路について作戦会議を行う。実際、近隣高校のレベルも変わってきている。一例を挙げれば、以前のBグループ高校の合格ボーダーラインは難しい順に「時習館→豊田西→岡崎北→刈谷北」だった。しかしながら今春の状況では「時習館→刈谷北→岡崎北→豊田西」。ここ数年の刈谷北高校人気の秘密には、制服のチェンジ・校舎トイレの改装などもあるだろうが、大学進学実績の良さを客観的に見ると、レベル上昇は当然である。

夢現塾に通っている生徒の大半は大学進学を考えている。だから高校入試のその先まで見据えた進路指導を行うことも多い。大学進学には恐ろしいほどお金がかかる。深夜のコンビニやファミレスなどでパートをしていらっしゃる保護者に何度もお会いしたことがあるが、「息子の大学費用のために頑張っていますよ!」と。一般的な家庭では「国公立に合格するならば一人暮らしでもいいが、私立ならば自宅から通ってほしい」となるが、一人っ子か兄弟姉妹が多いかにもよるし、経済状況や価値観にもよって異なる。一つの物差しとして、一例ではあるが「愛知県立大学と慶応大学に合格したら、どちらに行かせますか?」と保護者に聞くことがある。愛知県立大学は公立大学だし十分にレベルも高いが、就職となるとやはり慶応大学の方が強い。しかしながら先述したように、愛知県から出るという選択が視野にあるかないかは、各家庭で違う。そしてその答えによって、高校選択が異なってくると言っても過言ではない。また、大学入試についての捉え方もずいぶんと変化している。昔に比べ圧倒的に「浪人」という選択を聞くことが少なくなった。どうやら、「浪人」が死語だと言われているように、文部科学省の「学校基本調査」によると、90年代にピークを迎えた浪人生の人数は、その後大きく減少。大学入学共通テスト(旧センター試験)の志願者データでは、94年度に19万2208人いた浪人生の志願者は、2023年度には7万1642人まで減り、過去最少を更新した。一方、現役生が志願者全体に占める割合は過去最高の85.2%に達している。超一流大学や医学部などを除いて、多くの受験生が現役で入学することを意識している。

さらに、大学受験のシステム変化により、さまざまな受験方法がある。ぼくらの時代は「一般入試」がまさに一般的だったが、現在は一般入試が49%、指定校推薦が31%、総合型選抜入試(旧AO入試)が20%という感じだ。一般入試は50%を切っている。

地方の国公立大もだが、特に私立大は一部の超難関校を除いて受験生の取り合いだ。様々な入試制度で生徒確保に励んでいる。

YouTubeで有名なひろゆき氏が上手いことを言っていた。「大学授業料400万を払うと、生涯賃金で4000万も多く手にできる。コスパ的にいい。」と。そして「才能のない者ほど大学へ行け」とも。「才能がない」という言い方には語弊があるかもしれないが、実際高校卒業時点で自分の身を立てられるほどの才能を自覚できる人が一体どれほどいるだろう。ならば、大学へ行くことで付加価値がつくなら、確かにコストパフォーマンスは高い。

大学合格者データ的を元に、近隣地域高校で大学進学を考えるならば西尾東以上の高校、国公立大学進学を考えるならば岡崎高校を筆頭に、岡崎西以上の高校だろう。岡崎西以上と伝えたのは、岡崎西は国公立大学への進学に教師が燃えていると聞くからだ。成績上位者は名古屋大学を含めた県内の大学受験を勧められ、そうでない生徒は「青森に行け、北海道の室蘭に行け、群馬に行け!」と地方の国公立大学を勧められるらしい(笑)。

ただし、全国的に人気の、特に私大の「指定校推薦」となると、ほぼ情報公開がされないのが公立高校の現実だ。最近聞いた話によると、岡崎高校では、廊下に私立の推薦入試リストがいつのまにか張り出されて、数日で撤去されたと言う(笑)。全国トップレベルの名門公立高校の指定校推薦リスト、さぞかし名門大学が並ぶのだろうと思いたいところだが、岡高生がわざわざ狙うような私立大の枠は多くはない。さすがに早稲田大の推薦はあるようだが、岡崎高校で評定4.0以上取れるような生徒は、一般受験でさらに上を目指すだろう。あくまでも難関国公立大学に合格するための高校であり、私大はスベリ止めである。

対して、光ヶ丘女子高校は毎年のように指定校推薦リストを公開しているが、充実している。最初から上位私大狙いならば、この高校の選択は十分アリである。正直、共学化してほしいと思っている(笑)。ちなみに今年度のパンフレットに掲載されている慶応大学合格の生徒は夢現塾の卒業生だ。教え子自慢である(笑)。

将来的に工学部などに進学を考えているならば、岡崎工科に進学して、工業高校生用の特別推薦入試で進学する方法もある。この推薦入試の倍率は1.5倍もない。夢現塾の卒業生の中にも、この制度を活かして岐阜大、静岡大、豊橋技科大などの国公立大に進学している。彼らは中3段階で岡崎西高校に合格できるくらいの力があったが、それにしても立派である。商学部や経営学部などを考えるならば、岡崎商業があり、バイオなど農学部系ならば安城農林、同様に特別推薦入試がある。

大学入試の人気、総合型選抜入試(旧AO入試)について触れておくと、これは指定校推薦ではなく、自己推薦式だ。英検などの資格試験・小論文や面接で自分を売り込む入試だ。実績や特技があって、自己アピールが得意な生徒にとってはお得な入試制度だ。倍率も一般入試に比べると異常に低い。もちろん、ほとんどの大学で高校の評定平均が必要で、先の慶応大学は評定4.1以上と大変な数値である。しかしこれがこの入試制度の不思議なところだが、この方式に関しては「高校レベルは関係ない」ということらしい。総合型選別入試専門塾の先生によると、「日本中にある約4800高校をレベル順にすることは不可能だから」とのことだった。トップ高校の評定4.0と底辺高校の評定4.0では恐ろしい差があると思うが、試験の内容次第では合格も当然あるとのことだ。先の先生によると「地域で一番レベルの低い高校の生徒が難関大学に合格することがある、それが総合型選抜です。」とのことだ。一般入試で、底辺高校と言われる高校から名古屋大学に進学した子は知っているが、中学時代はトップクラスで、高校近くに住んでいるから進学した生徒だった。総合型選抜では、僕自身は実際には見たことがないし、具体的な話も聞いたことがない。誰かやってくれ(笑)。

高校入試は大学入試ほど複雑ではないが、先の情報を得ることで、さまざまな角度から進路を考えてほしい。自立への第一関門である高校入試を通して、自分を知り、自分を見つめ、自分に克ことで芽生える自信を武器に、人生を切り拓いてくれることを願っている!

 

Where there is a will, there is a way.


意志あるところに道は開ける。


おまけ

先日、廣瀧先生と深夜の「びっくりドンキー」に行った。彼は「期間限定のガリバーバーグ400gにライス3倍増し、味噌汁、ポテトフライ、高さ25cmのびっくりコーラ」を注文し、全く苦しみもせずに、普通に召し上がっていた。凄すぎるぜ(笑)。



 
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