VR(ヴァーチャル・リアリティ)という言葉を最近よく耳にする。 『プレイステーションVR』も先日発売され、生徒の中には「今年のクリスマスプレゼントで貰う!」と羨ましいことを言っている子もいる。
また、あの『サ〇エさん』でさえもすでに体験済みのようだ。
非常に気になるものの僕自身はまだ未体験のこのVR、日本語では『
仮想現実』と訳される。 では、VR(仮想現実)の対義語は?
てっきり僕は「リアル」(現実)だと思っていたが、昨今のアメリカでは『
フィジカル』(肉体の)というそうだ。つまり、見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐというすべての「五感」による体験という意味だ。
目と耳だけのVRでなく、五感すべてで、「肉体」で感じるという意味での「フィジカル」。
なるほど、上手いこと言うなと感心する。
家庭用TVが大型化し、ブルーレイや4Kテレビと、どれだけ映像コンテンツが発達してもやはり「本物」には敵わない。そこに登場したのがこのVRだが、近い将来、学校に行かなくてもヘッドディスプレイをつけて家で授業を受ける時代も来るのだろうか?
なかなか興味深い反面、そんなのでいいのか?と少し怖ささえ感じる。
でも見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐはやっぱり「本物」の「現実」が良い。
その証拠に、一昔前に比べCDが売れない昨今、コンサートなどのいわゆる「LIVE」(生演奏)はその市場規模を拡大しているそうだ。コンサートではCDにはない「生」ならではのアレンジや、アーティストのミスさえもその魅力の一つ。
やはり、ミスのない完璧な演奏が聴けるCDよりも、何が起こるか分からない「LIVE」の方が魅力的なのは言うまでもない。コンサート会場の熱気もVRでは伝わらないだろうし、大音量の空気の震えもヘッドフォンからは感じられない。あくまで目と耳の2つの感覚しか満足させられない。そういう意味でもVRが発達すればするほど、「LIVE」の価値が高まるのではないだろうか?
いつかそのうち『VR夢現塾』になるのかって?
いやいや、夢現塾はいつだって黒板で「LIVE」(生)授業だよ!(笑)みんなの五感を震わす授業ができるよう教師一同頑張ります!!