「大人ってかっこいいと思った話」
これは、前回小学生の宿題で出した作文のお題である。
先週、1週間お休みをいただき、休暇から戻って私が1番最初に手をつけた仕事は作文添削であった。
日報をご覧の皆さんにも問いかけたい。「かっこいい大人」と聞いて、どんな大人を思い浮かべるだろうか。
バリバリ働いている人?お金を稼いでいる人?知名度がある人?頼りになりそうな人?
私にとってのかっこいい大人は、お世辞でも媚びでも何でもなく、「夢現塾で働く人たち」であった。
塾すら通ったことがなく、もちろん塾業界にすら足を踏み入れたことがない私が、入社説明会で「この人たちと働きたい」と心から思ったのは、私の求めていた「かっこいい大人」が働いている場所だと感じたからだ。
就職活動を2ヶ月ほど休んでいた私。理由はただ一つ。私が訪れた会社がたまたまそうだったのかもしれないが、どの会社も、どの社員さんも、「楽しくなさそう」だったからだ。無理して就活を続け、楽しくもない会社に入社して、楽しくもない社会人になんてなりたくない、と少し心を病ませてしまったのだ。
活動休止中には、仕事に楽しさを求めるほうが間違っている、という意見も散々聞かされた。誰でも雇ってくれそうな会社でもいいのかなと考えた時期もあった。しかし、私の中で絶対に妥協したくないもの、それが「楽しく働ける場所。私が私らしくいられる場所。」であった。
そんな中出会ったのが夢現塾であった。
授業も全力。社員旅行も全力。スクリーンには、とびきりの笑顔を見せる生徒たちの顔。そして幸せそうに笑う社員さんたち。とにかく嘘偽りがない笑顔がそこには広がっていたことを今も鮮明に覚えている。
その時こそ、私の求めていた場所に出会った瞬間であった。
全力で働き、全力で楽しみ、全力で人を楽しませる。私の中で求めていた「かっこいい大人、かっこいい社会人」の姿がまさに夢現塾にはあったのだ。
幼い頃に感じる大人の姿、そして、大人から見る大人の姿は少し違う。
できないことをしてのけることをすごいと感じる子供時代。大人自体を鬱陶しがる青年時代。そして、自分自身が大人となり、大人として大人社会で働く時代。自分の人生と共に感じる「大人の姿」は変わっていく。
が、いつの時代だって、今通っている生徒たち、そして卒業していった元塾生たちにとって、いつでもどんなときも「夢現塾の先生はかっこいい」と思ってもらいたいものだ。
この1週間のリフレッシュ休暇を私は全力で楽しんだ。これからはまた全力で仕事に向き合っていこう。生徒たちの人生を導くことができる「かっこいい大人」像を求めて。