期末テストが返却された今日この頃。
「どうだった?」と聞くと、「上がりました!!」「ちょっと下がっちゃいました…」「微妙です(ニヤリ)」
とまあ、こんな感じで返答があるのだが、
よくなかった子に限って次にこう続く。
「計算ミスしてました~」
「記号で書くとこ全部日本語で書いちゃったんです!!!!」
「ケアレスミスで〇点落としました…」
そう、わかっているのに。わかっていたのに。
やっちゃうのが
【ミス】だ。
中3受験生にとっては、この【ミス】1つが命取りになる。
【ミス】1つで順位が変わる。【ミス】1つで悔いが何倍にもなって残る。
私も今でも忘れない。
種子島のかたちを間違えて99点だった中1の社会のテストを…(笑)
※画像参照(私は「種っぽい」という理由で(う)の屋久島を選択…。答えは(え)です)
さてさて、そんな私は今週お休みの渡辺先生の代わりに緑丘校で週6授業を行っている(笑)
もちろん渡辺先生担当の数学の授業を代わりにやるのだが…
普通にやってみてもおもしろくない。と、いうことで…
中3生の授業では「計算大会」をやってみた。
「計算大会」とは、7分間で6問の計算を1セットとし、それを繰り返すという単純なものだ。
しかし、ここには重要な意味がある。
それは…
「【ミス】をしないこと。」 だ。
私は生徒に重々伝えた。
「いいか。数学ができない、点数が取れない、そういう声をよく聞く。わかるぞ、二次関数とか難しいもんな。でもな、入試問題のはじめにある計算の部分。あそこは絶対に落としちゃあいけないところだ。数学得意とか苦手とか関係ないよ。みんながしっかり点数を取り切るところだ。だからね、命を懸けて計算してくれ。」 と。
実は、これは実際に私が中3の時にやっていたことだ。
数学が苦手だった私は、計算で点数を稼ぐべく、大問1に命を懸けていた。
毎日毎日計算をやっては「〇/6」というかたちで点数を出し、100%に近づけていく。
全ては本番で取り切るために…
ということで、中3生にやってみたところ・・・
全4セット行い、パーフェクトを取ったのはなんと
5人!!!!!!!
オーマイガーだ。
いや、心からオーマイガーしたのは当の本人たちだろう(笑)
「あーーーーーマイナス忘れたーーーー」
「aをたし忘れた…何やってんだよ俺…」
「因数分解だと?なんだっけそれ。」 ←(怒)
「aの二乗の三乗、、、????」
1セット終わるごとに【ミス】した生徒たちの悲しい叫びが聞こえてきた。
たった24問。簡単な計算。
しかしその24問すら、しっかり取り切ることは難しい。
たかが計算!となめてかかってはいけないこと。【ミス】は本当に丁寧に解かなければ防げないこと。
これが伝わったのであれば、やった意味があったのかなぁと感じた。
さて今日は中2生、土曜日は中1生の授業だ。
来たる全県模試の計算問題で点数を取り切ってもらうため、「計算ゲーム」を仕掛けようと思う。
簡単なところほど、油断大敵だよ。