※今日の日報は、「」の会話部分と文章部分が、リアルタイムで進行していきます。
「夢現塾塾長の高橋と申します。」
毎年7月に全校舎の中3生を一堂に会し、400人以上入る大ホールで行っている夢現塾の集会がある。
それは夢現塾1年目から行われている“夏の風物詩”とも言える会でもある。
中3塾生対象の『高校入試合格セミナー』、そして中3保護者対象の『高校入試説明会』。
高校入試に向けての熱を高める、とても重要な会である。
その集会を新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止と決めた。
そして目黒先生と話し合い、オンラインで実施することに決めた。
そう、映像での説明会である。
「今回は夢現塾初の映像での説明会となります。」
ここで難題が1つ、2つ…。
この会は、塾長が話をする会である。
しかし今年からは僕が塾長である。
そして中3生用の話と保護者用の話で、2回に分けている。
しかし今回は“中3生と保護者で一緒に見る用の会”にしなければならない…。
「私が全部を話す、初めての高校入試説明会となります。さらには子供向けの話と保護者の方向けの話が入り混じる、今回が初めての説明会となる私には荷が重すぎる難易度の高い説明会となります。皆様、どうぞ優しい気持ちで見てください。」
そう、感の良い皆様はすでにお気づきであろう。「」の会話部分は、映像での説明会の僕の台詞である。
「では始めます。宜しくお願い致します。」
しかしこの撮影がかなり厳しいものとなることを、この時の僕は知る由もなかった…。
午後9時、撮影開始。
撮影スタジオは、岡崎本校302教室。
1人で話をするのも不安なので、目黒先生には教室の後方で話を聞いていてもらっていた。
言い間違いや話が大きく脱線すると、目黒先生が手で×印を作る。
するとそこで撮影はストップ。
最初から撮り直しとなる。
撮影し始めて5分くらいのところでのストップは、気持ちの切り替えもすぐにできる。
しかし30分以上撮った後のストップは、気持ちの切り替えが難しい。
30分以上の同じ話を、もう1度最初から撮り直さないといけない…。
「ついつい暗く考えてしまう時がある。けれど物事を明るく考えられる人が成功するんだよ!」
目黒先生が手で×を作っても、見ないふりをして続けてみる。
もしかしたら続けているうちに、×が〇に変わるかもしれないという淡い期待を抱いて…。
しかし無情にも×は〇に変わることはなく、さらに大きな×となって僕の視界に入ってきた。
「最後まであきらめないことが大事だぞ!」
そして1本30~40分の『高校入試説明会』を3本撮影し、時計を見ると午前2時過ぎ…。
その後、目黒先生とファミリーレストランへ。
2人だけの打ち上げである。
中3生諸君、心に火はついてくれたかな?
保護者の皆様、お聞き苦しい点が多々あったかと思いますがご視聴いただきありがとうございました。
そして目黒先生、お付き合いいただきありがとうございました。