2020年、先生と呼ばれるようになって9年目の年になる。
これまでいろんな生徒を見てきたが、毎年定期的に現れる生徒がいる。それは、急に勉強ができるようになる生徒だ。まるで突然変異でも起こったかのように。(笑)
そんな子は、授業中の僕からの問いかけに誰よりも早く答えるようになる。そして、みんなが忘れかけていることでもしっかりと答えられるように変わる。
彼らにはこんな共通点がある。
英語が特別好きで得意ではない事。でも、決してさぼったりはしない。そして授業では、僕の話は聞き逃さない。さらに、思うようにいかなくても絶対に腐ったりしない。
そんな生徒が今、六名校に1人いる。
この生徒は他の子よりもちょっと多く英語に時間を費やしてきた。それが積もりに積もって、これまでの成果が数字に表れそうな状況だ。まさに塵も積もれば山となるだ。
そんな彼は、今、六名校の自習室で猛勉強中だ。もちろん英語以外の科目も含めて。
昨日の廣瀧先生のブログにもあったが、「追いかければ、つかまる」ことは確かにあると僕も信じている。
コツコツと積み重ねた努力は、夢を掴むカギとなる。また、たとえ周りの批判があったとしても、それさえ押しのけるパワーになる。
中3の彼にとっては、学年末テストが中学校生活最後の定期テストになる。
ぜひとも最後に花を咲かせてもらいたい、締めくくってもらいたい。
彼から、昔こんなメッセージカードをもらった。
夢現塾に来た初年度にもらい、今では少しボロボロになってしまった。しかし、今でも大切なカードだ。彼が僕の期待に応えようとしているように、僕も彼の期待に応えるべく、今を一生懸命働き、コツコツと努力を積み重ねたいと思う。