10/1(月)。
心配性な僕は、出社時間の1時間前に岡崎本校に到着した。
『おや?9/11の日報と同じ文面ではないか?』と思われた方。
それもそのはず。今回も台風の話である。
しかし前回は、台風21号。今回は、台風24号の話。
そして前回は、台風当日の話。今回は、台風翌日の話。
話を戻そう。
心配性な僕は、出社時間の1時間前に岡崎本校に到着した。
『もしかしたら昨日の台風の被害があるかもしれない』
岡崎本校に到着すると、その不安は的中…。
玄関前には、ねじれ切られたような鉄の板。
『まさか?』
見上げると3階では、ねじれた鉄の板が風で揺れている…。
しかも地面に落ちているものの2倍ほどの長さはある。
『これが落ちてきたら、大変なことになるぞ…』
一刻も早くこの状況を改善しなくては…!
↓ その時の写真
3階の現場に向かう途中、通り道も点検していく。
2階の印刷室は、雨漏りしていた。
2階の男子トイレは、窓が割れていた。
しかしそれらの対応は、今は後回し。
今は2階よりも3階を何とかしなければならない。
3階の窓を開けて、強風吹き荒ぶ中、2階の屋上部分に出る。
屋上のふちでは、鉄の板が悲鳴を上げながら大きく揺れている。
落ちないように慎重に近づき、ぶら下がっている鉄の板を掴み、持ち上げた。
力づくでねじり切ろうとしたが、固定されていない大きな板には力が伝わらない。
しばらく悪戦苦闘していると、
「高橋先生、お手伝いしましょうか?」
振り向くとそこに、渡辺先生がいた。
そして渡辺先生と2人で、かなりの時間を費やしたが、何とか鉄の板をねじ切った。
台風の翌日に見つけたもの。
それは鉄の板でも、雨漏りでも、割れたガラスでもない。
困っている僕を助けてくれた、高所恐怖症の“渡辺先生の勇気”であった。