午後7時の幸田校。
「さようなら」
「こんばんは」
子ども達と言葉のキャッチボールをしながら、歩道へ出る。
幸田校は小高い丘の上にある。
歩道に出ると、まっすぐに伸びる1本の道。
目線の高さには、すぐには沈まぬ太陽。
車に乗った子ども達は、その道からやってくる。
暑さを含んだ風も、坂の下から吹いてくる。
この時期にしか見られぬ風景。
この時期にしか感じられぬ熱量。
これが僕の“夏の始まりの景色”だ。
来週から夏期特訓講座が始まる。
頑張りたいという子ども達の“熱”を、楽しさと分かりやすさで形にする。
そしてその“熱”を、2学期の成績の上昇気流へと形を変えさせる。
その為に各教科の教師が、全力で授業内容を考えている。
塾生の皆へ。
君達は昇りゆく太陽だ。
高く輝く為に、この夏、共に頑張ろう。