小学生の計算の中で、ミスが多いのが小数のかけ割。
かけ算で小数点の位置がずれていたり、わり算の商や余りに小数点を付け忘れていたりするのがありがちなミスだ。
さて、小数点で生徒たちから鋭い質問があるのが、問題の資料や表にある「50.0kg」という表記。なぜ「50kg」ではなく、わざわざ50.0kgとしているのかという疑問だ。どちらも同じように見えるが、実は細かいところで違うのだ。
資料などの測定値の表記が50kgの場合、50kgぴったりという意味ではなく、49.5kg以上50.5kg未満という意味になる。表記が50.0kgの場合は、同じく50kgぴったりという意味ではなく、49.95kg以上50.05kg未満という意味だ。
これは「有効数字(有効桁数)」という数字の精度に関する考え方で、正確に計測できた意味のある数字は表記し、意味のない数字は四捨五入するというもの。
例えば、みんなが持っている定規で長さを測るとする。目盛りのある1mmまでは目測で測れるが、目盛りのない0.1mmまでは目測では難しい。定規で測ったときに、「10cm」や「10.1cm」と言う人はいても、「10.08cm」と言う人はほとんどいないだろう。このように、正確に測れた数字までを表現し、あいまいな数字は表現しない有効数字という考えを、実はみんなは自然に実行しているのだ。
今年、体重計の表記が自分の中の大台である●0.00kgを超えてしまった。ということは、この体重計は小数第2位までは正確に測ったということ。(十の位はプライバシーの関係上、保護されています)
体重は油断すると一気に増えるが、テストの点数は油断すると一気に下がる。小数点と四捨五入のミスには気を付けよう。