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気球に乗ってどこまでも?(渡)

2026.07.04

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「大阪府堺市のおおさか堺バルーンに乗る」

1月の日報で書いた今年の目標の1つ。空から大仙古墳(日本最大の前方後円墳)を見ることが悲願である。

さてこのバルーン。搭乗日の10日前から予約可能だが、なかなか予約が取れないらしい。たまたまキャンセルが出たのか、旅行を予定していた日の午後1時の便だけが空いており、無事予約ができてほっとした。

しかし、このバルーンの運航条件がかなり厳しい。少しの雨や強風で運航中止。風は上空30mの地点で、最大瞬間風速が8m以上だとアウト。これが意外とやっかいで、地上で風速2、3m程度の風でも、上空30m地点では風速10m以上の風が吹くことはよくあること。

そしてもう1つの問題。地表で暖められて軽くなった空気が上昇し、上空で冷やされた空気がそこに流れ込むという「風」の発生の原理、そう、理科の知識をすっかり忘れていた。午前より暖かくなる午後の方が当然風は強くなる。午後1時に予約が取れて心は浮かれていたが、気球は浮かばないという最悪のケースが現実味を帯びてきた。実際、旅行前日までの1週間は、風の影響で1日中運航中止か、午後の便は運航中止という絶望的な流れだった。

 

旅行当日の朝。今までの旅行で小さな奇跡を起こしてきた謎の小さな自信と、大きな不安の中で出発。天気は晴れ。幸い午前中の便は運航しているという情報。渋滞もなく予定より1時間近く前に到着。駐車場から気球が飛んでいるのを確認し、テンションが上がる。古墳周辺の資料館などで時間を潰すことも考えたが、とりあえず搭乗場所まで移動。

ダメもとで予約時間を変更できるかスタッフに聞いてみると、予約はいっぱいだが、次の時間に予約した人が来なければ乗れるとのこと。どうやら予約だけして来ない人もいるようだ。

待っている間にだんだんと風が強くなってくる。まさに理科で習った通り!ここまで来て中止は嫌だ!風よ弱まれ!赤壁の戦いで風を起こしたとされる「三国志演義」の諸葛亮とは正反対の祈りをささげる。そして・・・。

 

結局予約した人は来ず、予定より30分早い便に乗ることができた。上空での詳細は省くが、風はさらに強まり、発着場所から相当風に流されていた(地上とワイヤーで繋がっているので遠くへ飛ばされることはない)。着陸後に次の便からの中止が決まったようで、スタッフが撤収作業を始めていた。午後1時の予約通りに来ていたら乗れなかったのである。今回の旅でも小さな奇跡を起こせた。

 

長々と書いたが、言いたいことは1つ。学校で習った知識は意外なところで身に降りかかるかも、ということだ。

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