「しましま」
先日の渡辺先生のブログタイトルだ。
「しまうま」の話かと思って開いた。
だが、「しまうま」は1行目で姿を消した。
最後まで読んで、もう一度タイトルを見る。
「しまうま」ではない。
「しましま」だった。
どうやら僕は、文字ではなく雰囲気を読んでいたらしい。
原因はたぶん、「しまうま」のイラストだろう。
「しましま」の「しまうま」がこちらを見ている。
乱雑に、そして勝手に情報を補完して読み始めた僕のことを、少し笑っている気がした。
誤読を誘発してきた「しまうま」から目を背けて、凡ミスをした自分を省みた。
普段から授業で、
「最後まできちんと読むんだぞ」
「雑に読むと簡単にミスをする」
と口酸っぱく言ってきた。
その言葉が、そっくりそのまま自分に返ってきた気がした。
みんなのテストでも、同じような凡ミスはなかっただろうか。
「あてはまらないものを選びなさい。」なのに、「あてはまるもの」を選んでしまう。
「私たちに」と書かなければならないのに、「私に」を表す単語を書いてしまう。
英語の並べ替えで、書き始めを大文字にし忘れる。
記号で答える問題なのに、語句を書いてしまう。
勉強を積み重ねていくと、問題文を少し読んだだけで答えが浮かぶことがある。
ただ、その感覚のまま書き始めると、思わぬミスにつながる。
脳が勝手に情報を補完してしまうからだ。
「しましま」と「しまうま」の誤読は笑い話で済む。
だが、テストではそうはいかない。
だからこそ、「丁寧に、落ち着いて、最後まで読むことが大切だ」と今は自分に言い聞かせている。