我が家にはもうすぐ14歳になる愛犬がいる。
人間で考えると72歳くらいになるらしい。かなりおじいちゃんである。
おじいちゃんというのもそうだが、今の中学2年生と同級生と考えると、とっても変な感じがする。(笑)
そんな彼は外見には若々しさも残っているが、やはり年齢には抗えないのか、最近聴力が落ちてきた。
昔は帰宅したときの車の音や扉を開ける音で気付いて玄関で待っていてくれたが、最近はパッタリなくなってしまった。リビングの扉を開けて、荷物を床に置いても、名前を呼んでも、気付かない。
はじめはショックだったが、最近はその状況にも慣れてきて、逆にどこまで気づかれずに近づけるかチャレンジを夜な夜な行っている。(笑)
盛大にいびきをかいて熟睡しているときなんかは、至近距離で声をかけても、息を少し吹きかけても、びくともしない。鼻の目の前までおやつを持っていくと、やっと目を覚ましてくれる。嗅覚は健在のようだ。
そして身体を動かすために、目を覚ましてしばらくしたら夜の散歩へ出かける。
これも、昔のように遠くから「散歩行くよ~」と言っても全く伝わらない。垂れた耳をわざわざめくって、「さ・ん・ぽ!!!」と言って、やっと伝わる。
ちなみに、犬は、母音と特定の子音(PやKなど)は聞き取りが得意だが、その他の子音は聞き取りづらいらしい。
私は一生懸命「さ・ん・ぽ」と3文字で伝えているが、彼には「あ~ぽ!」のような謎の呪文に聞こえているのだろう。(笑)
これから散歩だと気付くと、目を見開いて、待ってました!と言わんばかりに尻尾を立てて玄関へ向かっていく。
そして、散歩はいつも全力ダッシュから始まる。
夜中は人も車も通らないので、軽快に駆け抜けていく。砂利道も坂道もお構いなしなので、私は怪我をしないように、ちゃんとしたランニングシューズを履いてついていくようにしている。
それにしても結構頑張って走らないとついていけないスピードで走っていくので、散歩中はいつも、本当に14歳なのかと疑わしくなる。
しかし、この歳になっても元気に走り回れるのは、小さい頃からたくさん食べて身体を動かしていたからかな、と思う。
それから私たちも同じだなと、最近思うようになった。
頭も身体も、ちょっと使わないでいるとすぐに怠けて、弱ってしまう。
年をとってもいろんな情報に触れて、いろんなことを考えて、いろんな人と話をして楽しめるように。
あともし犬を飼うことがあれば、一緒に走ったりもできるように。
たくさん頭を使って、身体を動かして、元気なおばあちゃん……はまだ気が早いけど(笑)でも、年齢に負けない過ごし方をしていきたいなと思う。