先週から今週にかけて、岡崎市内の小学校が修学旅行に行っている。
今年もお小遣いの中から塾にお土産を買ってきてくれる子がいて、感謝感謝!
美味しくいただいています。
学校によってはMJテストの勉強と旅行の準備が重なって、大変だったね。
よく頑張りました!今日から返却していきます。結果をお楽しみに。(ΦωΦ)フフフ…
ちなみに僕は長野県出身なので、小学校で東京、中学校で京都・奈良だった。
愛知県と逆だね。
最寄りの駅は信越線(現在はしなの鉄道)の大屋駅。
普段東京行の電車が止まらない駅なのだけれど、修学旅行の時には特別に止まってくれた。
今から考えると粋な計らいだ。
当時長野の田舎町から東京に行くといえば「特急あさま」しか手段がなかった。
「新幹線?なんだべぇそりゃ。」そんな時代だ。(笑)
長野でオリンピックが開かれることになってやっと、新幹線というものが長野と東京を結ぶことになったのだ。
「1番線、電車が参ります。黄色い線の内側にお下がりください。」
僕たちの乗る電車が来る。そんなワクワクが最高潮の中。
目の前を列車が通り過ぎた。
「・・・・・」
「あの列車は別の列車だったのか。」
そう思っていたら、駅員さんがドタバタし始めた。
しきりに先生たちに謝っている。
どうやらうっかり駅を通り過ぎたらしい。
僕はその時初めて特急列車がバックする光景を目にした。(笑)
ちなみに、日本の鉄道は世界的にも正確なことで有名。
定刻発射率が世界最高水準なのだそうだ。
今でも覚えているのが6年ほど前、関東の列車が、定刻の「20秒前」に出発してしまい、謝罪した件があった。
日本企業の真面目さを表している出来事として、世界でも有名になったらしい。
「えっ!たった20秒?」そう思うかもしれない。
実は、列車は遅れることがあっても、早く出発してはならないと法律で定められているのだそうだ。
これを「早発(そうはつ)の禁止」という。
遅れた電車に乗ることはできるけれど、早発してしまった電車にはもう乗ることができない。
これは鉄道とお客さんの約束を破ってしまうことになる。
そして、これは単なるミスで片付けられない面もある。
列車の車掌さんや運転手さんにはいくつもの責任がある。
その最も大事なものが安全を確保する責任だ。
だから、一つ一つの動作を、徹底的に確認するんだ。
「〇〇よし!」と指さし確認している姿を見たことがあると思う。
「確認意識がいい加減な人は、そのうち大事故を起こす可能性につながる」
そう考えるからこそ、20秒の早発は重大なミスとして鉄道会社が考えた証。
列車は遅れても、決して早く出発してはいけないものなのだ。
上記のエピソードは日本人の良さを伝えるものとして、大好きな話だ。
「どうしてそこまで真面目なの?」
そう海外の人たちに思われるような日本の国民性が好きだ。
資源が乏しい日本は、人が最大の資源。
その真面目さ、正確さ、人情の厚さ。
「日本人が作るものだから、大丈夫」
日本のブランドがかつて海外から「信頼」される元になっていたのだと思う。
「勉強だけできる人間になるな。他人から信頼される人間になれ。」
小学校の担任の先生から聞かされた言葉を生徒たちにも伝えていこうと思う。
さあ、今日から授業再開!一緒に頑張っていこう!!