今年もM-1グランプリの季節がやってきた。(だいぶ気が早いが)
今は2回戦の審査が進んでいる途中なのだが、今年はナユタというコンビに注目している。
ナユタは、現役で東京大学と早稲田大学に通う学生コンビ。
知識が豊富だからだろうか、言葉選びが面白く終始ニヤニヤしながら観ていることが多い。(笑)
そんなナユタが本日、今年の初戦を迎えるため(1回戦はシードで通過)、私も自然とM-1気分になってきたのである。
年始の日報で真空ジェシカという芸人さんについて書いたが、ナユタの漫才にも個人的に好きなやり取りがいくつかある。特に『右腕』というネタの中に出てくる2つがお気に入りで、
1つは、
「あなたの出身ではまともな教育受けられないんですか?」
『パッツーン……キレました』
「なんで前髪切ってるの!」
そしてもう1つは、
『そういう細かいところにうるさい男って、言語を選ばずに言うと……ケンチャカスムニダ』
「言葉選べよ!」
というボケとツッコミ。
生で観てもらえたら伝わるのではないかと思うが、このじわじわと笑いが込み上げてくる感じがたまらなく好きで、ハマるまでに時間はかからなかった。そして、今年はさらなる活躍を、と期待しているところである。
やはり笑いは私の人生には欠かせないなと思う。
好きな芸人さんを観るだけで疲れが吹っ飛んだり、心が軽くなったり、純粋に楽しい時間を送れたり、良いことがたくさんある。
だが、それはプロの芸人さんに限った話ではない。
夢現塾でも、生徒のみんなと話をしていてたくさんの笑いが起き、そんな時間が楽しいなと感じる。
私には思いつかないような発想で急にボケてくる子もいれば、国語の有名なセリフや登場人物からもってきてツッコんでくる子もいる。私の話を聞いて、みんなが笑ってくれることもある。
何の話でそんなに大爆笑したのか覚えていないのがとても悔しい。ただ、顔が筋肉痛になるんじゃないかと思うくらい笑って、「あ〜面白かった〜」というあの感覚はよく覚えているのだ。
少し前にやっと春になって、出不精な私も外に出ようかなんて考えていた気がするのだが、気づいたら春も夏も終わって、10月も残り半分。本当に時間が経つのは早いなあと思う。
今年度は、私が夢現塾に入った年に中1になった生徒がついに受験を迎える。3年間持ち上がりで一緒に頑張ってきた子たちの受験となると、やはり少し特別な感情がある。
またここからも、あっという間に時間が過ぎていってしまう。思い残すことのないように、少しでもたくさんみんなの笑顔が見られるように、1回1回の授業を大切にしていきたいと思う。