先日、10年使った自転車を処分しに行ってきた。
格好いいロードバイクとかではなく
高校生になるときに買ってもらった普通のママチャリなのだが、
いざ処分となると少し寂しい気もした。
その自転車で、私はいろんな所へ行った。
高校生の頃は、
岡崎から安城や蒲郡まで行ったこともあるし、
大学生の頃は、
通学に使っていた電車が運行見合わせになると
再開を待たずに自転車で家まで帰ったこともある。
自ら望んで自転車で行ったところもあるが、
「交通費がないから」「送迎を頼める人がいないから」
という理由で
仕方なく自転車を使っていた節もある。
ただその自転車は、単なる移動手段…という域を超え、
私の心身を鍛えてくれる存在だった。
車のある生活に慣れてしまった今、
もう何時間も自転車に乗る元気なんてないが、
ある程度辛いことがあっても
「まあ、あの自転車で帰ったときよりマシか」
なんて思って頑張れるようになった。
全てが楽に進む人生も悪くはないが、
やはり「楽あれば苦あり」が世の常。
早かれ遅かれどこかで壁にぶつかるときが来るなら、
そのとき少しでも強く踏ん張れるように、
「もう人生終了だ…」なんて絶望しないように、
時には苦しい経験も必要なのかもしれない。
勉強も、その経験のうちの一つ。
たくさんの計算をこなし、
たくさんの用語や単語を覚え、
たくさん頭を抱えて考えたその時間が、
みんなの頭と心を強くしてくれる。
このブログを書きながら、
私も、何かに行き詰ったときには
「面白くなってきたな…(笑)」なんて思いながら
苦しいことにも前向きに立ち向かえる強さがほしいな
と改めて感じた。
みんな、一緒に頑張ろうね!