A日程の筆記が終わった時、僕の気持ちは最悪だった。
悔しい気持ちや、投げやりな気持ちから次の日の面接に行く気になれなかった。それでも行かないと面倒なことになるなと思い、とりあえず行った。案の定、会場では自分の点数を嬉しそうに話す人たちを見て、ますます心が沈んだ。
合格発表までの時間も、なんとか気持ちを切り替えようとしていたが、やはりダメだった。
望みは少しもないと思っていたのに今日、なんと「本校に合格」という結果が出ていた。
あそこにいた大勢の人の中で一番驚いていたのは僕だったと思う。まだ実感が湧いていない。もしあの時面接に行ってなかったらこの喜びはなかった。
今日高橋先生から電話をもらい「本当に良かったな!ビリからのスタートだからこれ以上は下がらない。上に上がるだけだぞ!」と言ってもらった。
この言葉を胸に、決して最後まで諦めず、上を目指して頑張っていきたいと思う。