休校期間、廣瀧家では一つ目標を立てた。
それは・・・
自転車の補助輪外し!
そう、あの多くの人々が経験する大きな試練。(笑)
「まだ早いか・・・。いや、もうできないとまずい・・・。」
娘より小さな子たちがすいすいと走り抜ける姿を見ては、頭の中で繰り返していた。
そもそも親の僕が運動音痴なので、苦戦したらかわいそうだな。
そんなことを考えながらいつやろうか悩んでいた。
でも、交代勤務の続くこの期間、幸いにも娘と一緒に過ごせる時間をコロナが与えてくれた。
この期間がチャンスだ!と思い、娘に提案した。
かわいいヘルメット(中古)を買ってあげて、それを見せながら。(笑)
練習は続いた・・・。
後ろで支えながら中腰で走り続けるのはなかなか大変な作業だ。
それでも予想していたよりもずっと自転車のバランスが安定している。
「これならいけるかも・・・」
練習を繰り返すうちにだんだんと支える負担が減ってくる。
そして・・・
「やったー!! 一人で走れているよ!」
この時間に立ち会えた事は、自粛続きの毎日にとっては明るいニュースだった。
「ひらがなや数字をきれいに書きなさい」や
「お箸を上手に使って食べなさい」などなど。
年を経るごとに、子どもには求める内容が難しくなっていってしまう。
昔はう〇ちをしただけでも褒めてあげたのに。(笑)
僕も、一つ試練を乗り越えた娘を見ながら、この嬉しさを忘れちゃいけないと改めて感じた。