名探偵コナンの新しい映画が公開された。
もういい大人なのに…。と思われる日報の書き出しだ。(苦笑)
あまり映画館が得意ではない私だが、年に1度、この時期だけは映画館に行く。
初めて公開日がお休みだったため、見に行くことができた。
平日だったから空いているだろうと思ったが映画館は超満員。
そして面白いのが…。会社帰りのスーツを着た人たちや、明らかに私と同世代のお客さんがほとんどだったこと。
友人の中でも5人が同じように公開初日に足を運んでいた。さらに同じように「客の年齢層が自分と同じくらいだった…!」と感想を言っていた(笑)
アニメ映画というと、なんだか子供っぽいと思われるかもしれないが、
こんなにも長く、しかも大人になっても飽きさせることなくファンがいるのがすごい。
私でも、かれこれ10年ほどになるのかと思うと感慨深いものがある。
何十年も、しかも一人ではなく何千人を惹きつけ続けている。
昔、○○好きだったな~と思えるものは人それぞれあると思うが、そんなに長く続くものは少ないだろう。
飽きたり、好きな作品やアーティストなんかだと完結や解散したりしてしまうものだ。
今年、私が入社したときに小学5年生だった生徒たちがついに受験生になった。
5年生の3月からいるメンバーを私は『夢現塾の同期』と呼んでいる。
「もう受験生なの信じられない!もう5年目の付き合いになるのか~」と言うと「俺も信じられない、もう4年以上通ってるのかあ。」という会話を先日した。
何度も書いた気がするが、私は中学生時代に通っていた塾が好きで、憧れてこの世界に入った。
今でも忘れられない、先生たちの顔、社会の語呂合わせ、理科の金星の授業、国語の比喩の授業、数学の角度の問題でできなさ過ぎて泣いたこと…。
今でも多くのことが心に残っている。
でも、私は担当する授業1回1回でちゃんとそれを残せているのだろうか。
週に2回、4年以上塾に通っている生徒たちに、「今日も楽しみだな!」「今日は何をやるのかな!」とワクワクさせることはできているのだろうか。
そして、生徒たちにとって飽きられない授業ができているのかということを考えた。
まだまだできることがある。
まだまだ心を動かすために工夫しなければ。
哀ちゃんを必死で救おうとするコナン君を見て、そんなことを考えた休日であった。