「おー、お前が弟か。」
そう言って視聴覚室に連れていかれた小学4年生の僕。
視聴覚室は吹奏楽部の練習教室だった。
「今日からお前は吹奏楽部だ。」
当時田舎の小学生で、ピアノを少しかじっていた僕は楽譜が読める希少な生徒だったらしい。
2つ上の兄が所属していたこともあり、ほぼ強制的に僕の部活は決定された。(汗)
カラダ(の横幅)が大きかったこともあり、ほどなく僕はチューバ担当となった。
今でこそ、ほっそりとした子も男女問わず担当する時代になったが、重い楽器を持ち運びしなくてはいけないことからも、理にかなっている部分もある。
最初は楽器を持たせてもらえず、マウスピースという吹き口だけ渡されて、音を出す練習が続く。
こういうやつね。
中で唇をブルブルと震わせて音を出すのはみんなも知っているかな。
この作業が恐ろしく地味でつまらない。(笑)
何度もやめようと思ったけれど、まさかここから大学までの通算10年間、どっぷりと吹奏楽漬けの毎日になるとは思いもよらなかった。
中1生のみんなは、そろそろ部活を決めていく時期になっているね。
希望の部活に入れるのが一番だけれど、そうでなかったとしても一度やり込んでみるといい。
それぞれの部活はそれぞれに楽しくて奥深い魅力がある。
始めてみてからその魅力に気付くこともたくさんあるぞ!
部活は中学校生活の一つの大切な経験になる。
勉強と両立させながら、ぜひ頑張ろう!!