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できることを(宮)

2022.04.18

29歳の夏、初めて点滴をした。

倉庫での作業中、熱中症で倒れた僕は救急車で運ばれ、朦朧とする意識の中、500mLの点滴を4本受けた。

点滴が終わり意識もしっかりしたところで携帯電話を確認すると、普段はほとんどかかってこない母のからの着信が何度も残っていた。

いつもと違う何かを感じ、電話のできるところまで看護師さんに車イスではこんでもらい(当時は病室での携帯電話の使用は禁止でした)電話をしたところ、自宅で祖父が亡くなったことを聞かされた。

もちろん医療器具である以上、点滴が悲しい記憶を伴うのはある意味仕方がないことなもしれないが、僕にとって点滴とは嫌な思い出をよみがえらせるものの一つとなってしまった…。

 

「みんな、点滴ってしたことある?」

先週の金曜の六名校の小6と中3、土曜の岡崎本校の中1と中2にそれぞれ聞くと、結構な数の生徒が「ある」と答えた。

「小さな頃で記憶にはないけど・・・」という生徒もいれば、「割と最近・・・」という生徒も。

そっか、みんな大変な経験してるんだね。

15日(金)の午前中、我が家のネコ『エージ』(18歳7か月、人間なら90歳相当)を病院に連れて行った。

今年の初め頃から体重の減少がひどく、7年前に一緒に暮らし始めた頃の5kg以上あった体重は、すでに2.6kgまで半減してしまっている。

慢性膵炎に加え甲状腺も患っており、新陳代謝がよくなりすぎて、食べても「エネルギー消費」の方が多くなってしまって痩せていくそうだ。

月に2~3回病院に連れてきていたが、2週間前と比べてもまた100g減少している。

さすがにこのままではまずいだろう、ということで、1週間前の8日(金)にも点滴をし、この日も点滴をしてもらうために病院を訪れたのだった。

 

「ご自宅で点滴をされますか?」

担当の獣医さんから提案があった。

行きつけの動物病院までは車で30~35分と、一日おきに通うにはちょっと距離がある。

確かに自宅でできるのならば、非常に助かる。

「それでは、今から練習しましょう。」

突然の提案に戸惑う僕らをよそに、獣医さんが準備を始めた。

 

動物の点滴は人間と違い、血管ではなく皮下(筋肉と皮膚の間)にする。

しかも50mLも入るような巨大な注射器で、ゆっくりではなく一気に体内に入れる。

”インフルエンザの予防接種(皮下注射)の巨大なもの”をイメージしてくれればよい。

しかしながら、細い針の予防接種と違い、太い点滴針を刺すのは人間も動物も一緒である。

準備が整うと、針を刺す練習(ある意味ぶっつけ本番)を妻がすることとなった。

 

首から背中にかけて、背骨の上の厚い脂肪があるところをぐっとつまみ、消毒をして一気に針を刺す。

次に針の反対側の管の先に注射器を取り付け、ピストンを引いてみる。

液内に空気が入らなければ、体内にちゃんと針が刺さっているのだが・・・

!?空気が入ってくる。

よく見ると皮膚を貫通して針が見えているではないか。

「あ゛~っ!!エージ、ごめ~ん!!」



(※↑イメージ図)

あたふたと慌てふためく妻と、何が起きたかもわかっていない無表情のエージ。

その対比が面白く、思わず吹き出してしまった。

そして2回目。

やはり針は貫通、エージは無表情のまま。

3度目の正直・・・?

「にゃん!!」

ちょっと痛かったのか、エージが少し文句をいった。

だがしかし、今度こそ間違いなく針は入ったようだ。

そして注射器を取り換え、計3本の点滴を終えた。

その日は動物病院で「取説」のような『点滴の仕方』と、点滴・針などの一式のセットをもらい、昨日自宅で妻と二人だけで点滴を行った。

針を刺すこと(穿刺)が苦手と分かった妻は針を刺すことなく、エージを押さえじっとさせる役目。

穿刺から点滴液の注入までは、僕が全てを行った。

こうしてこれからは、エージに1日おきに自宅で点滴を行うこととなった。

 

「1日でも長く、一緒にいたい…」

これは人間の、いや僕ら夫婦のエゴなのかもしれない。

自然に任せて天寿を全うさせることの方が、もしかしたら正しいことなのかもしれない。

でもエージが苦しんだり、辛そうならやめるが、(僕が針を刺した時は)痛そうな様子もなかったので、これからもできる限りのことはしていやりたい。

エージが虹の橋を渡るその日は、刻一刻と近づいているのだろう。

でもお別れのその日まで、僕は骨ばったエージのからだと頭を、毎日ずっとなで続けていこうと思う。



 

 

 

 
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