彼とはすでに知り合って45年近くが経過している。
彼は僕が保育園からの知り合いだ。
大昔の保育園の写真。
小学校の学芸会の写真。
運動場の掃除をしている写真
もちろんクラスの集合写真。
いつも彼は僕の近くにいた。
小学校6年間はずっと同じクラス。
子ども会のソフトボールも一緒にやった。
さすがに中学校ではクラスが別れたが…
振り返ればいつも彼がいた。
部活が完全に終わり、中学3年生の受験生の時には…
ド田舎の何もない田んぼ道、彼を含めた4人でいつも帰っていた。
話題は受験、テレビ、恋の話と多岐に渡った。
高校そして大学は別々の学校へ。
社会人になっても別々の道を歩んだ。
彼はメーカー勤務、そして僕は塾講師。
彼の結婚式で友人代表のスピーチを僕が行った。
僕の結婚式で友人代表のスピーチを彼が行った。
社会人になってお互いに四半世紀以上が過ぎ去った。
彼とは長期間合わない時期が幾度かあったが…
会えばすぐに、昔話に花が咲く。
SNSの中でこんな記事を見つけた。
「
本当の友達とは」
年齢に関係なく一緒に楽しめて
苦しいことも辛いことも分かちあい
時には叱ってくれることもあり
自分の鏡となって気づかせてくれる
久しぶりに会っても気兼ねなく話せて
ついつい甘えてしまうこともある
恋人のように分かれることもなく
いつまでも心の支えとなり
そばにいるのが本当の友達
この記事を見て。思わず、彼にラインでメッセージを送った。
コロナ禍ということもあり2年近く会っていない。
僕:今年、年末に久しぶりに忘年会やる?
彼:おー、いいね。
彼:今年は人数制限してやれるね。段取りはこちらでとるよ。
僕:頼むわ。
こんなやり取りをしたのがおよそ2週間前。
そして、昨日、年末の忘年会が決定。
メンバーは4人、
まだ、このご時世、多数での食事会は避けなければならない。
彼らと会って何か特別なことを話すわけではない。
近況報告と昔のどうでもいい話。
ただし、こんな時間は何事にも代えがたい貴重なものだと思う。
友達とはきっと、同じ目標に向かって立ち向かう仲間から作り出されたように思う。
小中学生にとって部活や受験などがこれに該当するのかな?
友達とは「
友達になろうぜ」といってなるものではない。
いつしか「
こいつは友達なんだな」そんな風に気づくものなんだと思う。
最後に友達にちなんだ、こんな文を英語で。
A friend in need is a friend indeed.
意味が分からない?
是非、自分で調べてほしい。
いい言葉だと思う。