たまにリブラ(岡崎市立中央図書館)に行く。
趣味の本を借りに行くためである。
読書家というアピールのためではない。
平日はそうでもないのだが、中学、高校のテスト期間になると、図書館の学習スペースは試験勉強をする学生たちで大変にぎわっている。特に土日は混雑しており、開館前に座席の整理券を配布するほどの盛況ぶりだ。
先月のテスト期間中も多くの学生が机に向かって勉強していた。夢現塾卒業生を見かけたが、図書館内だったこともあり、声はかけずに心の中でエールを送った。
『図書館で勉強してくる』
自分を納得させ、そして親を安心させるこのキラーフレーズ。でも図書館に行ったから成績が上がるわけではない。図書館でどれだけ意味のある勉強ができるかポイントだ。机に突っ伏して爆睡したり、スマホゲームに興じているごくごく一部の学生を見かけることは事実である。
ふと頭をよぎる、
『塾に行けば成績が上がる』
というフレーズ。
塾の授業だけで成績が上がるとは思っていない。授業時間は限られている。授業内容と平行して、子どもたちをいかにやる気にさせ、考えさせ、そして塾以外でどれだけ頭を使わせて行動させるかが勝負だと考えている。
夢現塾の教室では、今日も教師陣の口から発せられる。
心にともった小さな火種を大きく燃やすような、生徒の心を動かすキラーフレーズが。