今日は市内公立中学校で卒業式が行われている日だ。20日には小学校も卒業式を迎える。
これから高校入試を目前に控え、気の休まることがない受験生たちも、今日はきっと清々しい気持ちで式を迎えたのだろう。
僕自身も卒業式をいくつも経験しているけれど、特に印象に残っているのは小学校の卒業式だ。
以前も日報に書いたかもしれないが、僕の教師生活の原点ともいえる先生が小学校の担任の先生だ。
卒業式に続いておこなわれる離任式で、お世話になった先生の移動先が発表される中で、
その担任の先生の新しい赴任先は「ドイツ」
「ドイツ!?」
町内の別中学校、あるいは隣町の中学校ならば会いに行くこともできるだろう。
しかしまさか斜め上をいく赴任先「ドイツ」これはさすがにすぐには行けない(笑)
クラスメイトの女の子たちもそういったことをすぐに感じたのだろう。泣き崩れる子たちがいたのは言うまでもない。
そういった中、僕はなぜか「この先生すげぇ!!」と感じていたのを覚えている。
ドがつく田舎で育ってきた僕にとっては、海外に赴任する人種と初めて出会ったのである。(笑)
「こんな人生もあるんだ。」
その先生が残してくれた最後の指導だと、今は思う。
これから大きな分かれ道に立つ卒業生たち。
心から卒業おめでとう!!
そして、新たな道をまた一歩一歩確実に歩んでいって欲しい。