One of the nicest students.(安)
久しぶりの再会で思い出話に花が咲く。
新しい環境に身を置くことが決まった時期でもあり、卒業生が校舎に顔を出しに来てくれることが増える。
夢現塾に来たばかりの頃は、卒業生であっても全員が初対面だった。しかし、今年度夢現塾7年目に突入した僕は、初対面よりも顔なじみの卒業生のほうが多くなった。
今日は、久しぶりに会いに来てくれたある卒業生について書こうと思う。
“You are a nice teacher.”
中学1年生の英語の教科書に「グリーティングカード」(身近な人に感謝の気持ちを伝えるカード)の書き方が掲載されている。そのカードを彼が中学1年生の時に書いてきてくれたのだ。そのカードにこの文言が書かれていた。僕はこれについてすぐにブログを書いた。内容を簡単にまとめるとこんな感じだ。
「カードをもらい嬉しい反面、英語の表現に引っかかるところがある。niceの部分だ。意味は【素敵な、良い】などポジティブな意味ではあるが、niceよりもnicestの方がうれしい。最上級を表すestが欲しい。彼はまだ1年生だから最上級の表現を知らない。だから、彼がこの表現を学習する時にはnicest teacherになれるように、これからもっと励んでいきたいと思う。」
このブログを書い約1年後には最上級のestを教えた。しかし、最上級のカードはやってこなかった。ただ、カードをくれた彼はこのブログを読んで心に決めていたそうだ。
大学合格の報告と一緒に「nicest teacher」と書いたカードを持っていくと。
そして今年の春、ある有名国立大学の合格と最上級のグリーティングカードを手に彼は六名校にやって来た。
You are one of the nicest students.
Anyway, I look forward to seeing you again, and I wanna be the nicest teacher. Good luck!!!!