16時30分
平日、夢現塾の自習室の開放が始まる。
同時に扉が開く。
受験生はもちろん、前回の定期テストの復習もしくは次のテストに向けての準備を早々と始める中学2年生、1年生の生徒が利用することもある。時には小学生も自習をしている姿を目にすることもある。彼ら彼女らは集中できるから自習室に来る。家でも勉強はできるだろうが、自習室のほうがより集中できる。ここがベストな環境なのだ。
それでは、誰もが自習室に来たらいいのか。答えはNOだ。そもそもすべての生徒が自習室で勉強するのがベストとは限らない。
勉強しやすい環境であればどこでもいい。それは一人ひとり違う。だから、家、図書館、自習室、どこでもいい。より集中ができて、没頭できる環境であればどこでもいい。みんなにとってのそんな場所はどこだろうか。
もしすぐに思い浮かばない場合は、自習室を選択肢に入れてみてはどうだろうか。
ところで、普段どんな服装で勉強しているだろうか。
最近「環境」と同じくらい重要だと考えて、注目しているのが「服装」だ。
部活で試合の時、ユニホームに袖を通す。発表会で、華やかな衣装に身を包む。
想像しただけでも気分は高まる。
僕の場合はネクタイを締めると、気分が上がり、グッと気が引き締まる。
みんなにとっても気分が高まる、気が引き締まる服装はどんなものだろう。
おしゃれが好きな子であれば、お気に入りの洋服。
おしゃれに興味がない子であれば、お気に入りの色の洋服。
毎日自習室に来る六名校の3年生たち。その中に、「いつもお気に入りの洋服」で勉強している生徒たちがいる。この生徒たちは心なしか、楽しそうに勉強しているような気がする。
お気に入りの場所で、お気に入りの服装で勉強する。
これらが集中力を高め、没頭させてくれる。
試してみる価値は大いにあると思う。