9月は運動会、体育祭シーズンである。中3生にとっては中学生活最後の体育祭ということもあり、応援合戦など、各学校のメインとなる出し物の練習に気合が入っている塾生も多い。六名校では、体育祭に向けて足腰を鍛えるためにと、徒歩で通塾する強者もいた。
体育祭の花形競技の1つはリレーであろう。チーム対抗感がまるだしの競技であり、応援にも力が入る競技だ。今年はオリンピックで日本人が苦手とされる陸上トラック種目の1つ、男子400mリレーで銀メダルに輝いた日本チームの大偉業の記憶も新しい。各中学校で「○○中の桐生」や「ケンブリッジ○○」と呼ばれるリレーのヒーローが誕生する予感がする。
最近ではさまざまに色分けされたチームで戦うことも多くなったが、紅白(赤白)の2チームに分かれて競い合うのがおもしろい。特に、接戦のまま最終競技が終わり、最後の結果発表で「赤勝ち!」「白勝ち!」のどちらのコールがかかるか固唾を飲んで待っている雰囲気が良い。
紅白の色分けの起源は、源平合戦の際に源氏が白旗、平氏が赤旗を掲げて戦ったという説がある。歴史と伝統がある色分けだ。赤白帽のつばをウルトラマンのように天空にかざし、「俺は赤白組」と意味不明なことを言う人間の存在も必要不可欠である。
今年のプロ野球セリーグでは広島カープが「赤い」旋風を巻き起こして優勝した。わが愛するドラゴンズ「ブルー」は最下位争いをしていること非常に遺憾であるが、生徒諸君には体育祭でもそれぞれの色を出して活躍してほしい。
まだまだ暑い日は続く。熱中症には気をつけよう!