8月の明け方。朝日によって色を変えていく空と街。
太陽に向かって車を走らせていた。
夏空の青の深さに吸い込まれ、ふと『快晴』という言葉が頭をよぎった。
天気の『快晴』の定義は、空に広がっている雲の量を目視で判断し全天の1割以下が『快晴』。雲の量が2~8割は『晴れ』となる。
若かりし頃、雲一つない『快晴』は日々の生活の中で『好天』であった。
しかし青年を越え壮年ともなった今、感じているのは快晴よりも晴れの方が、趣があるのではないかということである。
多かれ少なかれ空に雲がある。だからこそ空の景色が面白い。
雲の種類も多数あり、時刻や気温によって同じ空がないというのも一興である。
それはどこかしら人生の日々にも相通ずるものがある。
問題のない快晴のような人生、それはそれで素晴らしい。
しかし問題を乗り越えていくのが人生。問題だらけの『曇り』で終わらせず、『晴れ』にするのが人生の醍醐味であり、面白さとも言えよう。
9月も半ば、天候もコロナ禍も落ち着かない日々が続いている。
岡崎市の学校も9/13(月)より分散登校から通常登校に戻るそうだ。
夢現塾では9/16(木)より通常通りの授業に戻る。
秋晴れが訪れる日は近そうだ。