最近の僕のマイブームが釣りだ。
(画像は僕が子どものころよく読んだ釣り漫画の釣りキチ三平だ)
実は今回が初めてではなく、数年前に1度ブームが来た時がある。
ゴルフと釣りが趣味。なかなかいいおじさまになってきたと我ながら思う。(笑)
その時の思い出と言えば、夜風に吹かれながら防波堤で目黒先生と二人釣り竿を立てていた時のことだ。
釣りをしながらも話題は生徒の事や夢現塾のこれからのこと。
今と全然変わらない。
でも、釣れるのはなぜか目黒先生ばかり。さすがだ。
そんな時、遠くをタンカーのような大きな船が通った。
長野の山育ちの僕にとってみればそんな風景もワクワクし、釣果に関わらず楽しい時間だった。
「あの船、結構大きいですね」【廣】
たくさんの水をかき分けながら進んでいく様子が港の明かりに照らされて見えた。
船が通った後にできる波が大きいのが遠目にも分かった。
そんな話をしているうちに足元の海がザワつき始める。
「目黒先生、なんかやばくないですか」【廣】
遠くにあったはずの波(航跡波<こうせきは>というらしい)がゆっくりと、そして確実に大きくなりながらこちらに近づいてくる。
「廣瀧先生!荷物のボックス、しっかり押さえて!!!」【目】
あっという間に堤防を乗り越えた波が僕たちに襲いかかった。
幸い濡れただけで済んだが、危うく翌日のニュースで「行方不明の釣り人」になるところだった。(汗)
僕の現在の釣りの腕では釣れる魚は小物ばかり。
「千びきに一ぴきでいいんだ」(by与吉じいさ<小6国語>)
と心の中でつぶやきながら海に戻してやる。(笑)
その一ぴきが未だに釣れないのは僕だけの秘密だ。
海を見ながら、静かな時間が流れていく。
どうやら授業や生徒のことを考えている時のほうが魚の釣れる率が高いようだ。
じっくり物事を考える時間としても大事にしていこうと思う。