志望校に近づくにつれ、僕の足どりが重くなっていった。
「本当に大丈夫かなぁ」と何度も心の中で言っていた。午前10時、中庭開放。僕はすたすたと合格発表の表の前に立った。そして目線を上げた。
「202番 本校に合格」その文字を見た瞬間、僕は「やったー」と叫んだ。友達も本校に合格し、僕は友達の胸を抱きしめた。
そのあと僕はとっさに夢現塾と家族に電話した。塾の先生方からたくさんの称賛を頂き、本当にうれしかった。
僕が中3生の時、テストの結果が思うように上がらず、今まで勝っていた友達にも負けてしまったことが何度かあった。そのとき先生方が何度も励ましてくださり、次に向かって努力しろと合図をくれた。
…あのとき努力をしていなかったら、ここに「本校に合格」という文字はなかったと思う。
夢現塾に通っている皆さんの中にも必ずこのような人がいる、またこのようになるかもしれない。
でも「努力」という言葉は決して忘れないでほしい。そこから新たな道が開くかもしれないから。