先日仕事が終わってから、本屋に向かった。
緑丘校の近くにあるウイングタウンの書店は夜遅くまでやっているので、本当にありがたい。
授業に直結する社会関係のものや、その時々の話題作が何かを見て回っていくのが楽しい。
ふとその時に目についたのが、ある本だ。
「世界で最も貧しい大統領」とあった。
話には聞いていたが、本になっているとは気づいてなかった。(汗)
2015年までウルグアイの大統領ながら、その収入の多くを寄付してしまう。
大統領のための建物には住まず、郊外で質素な暮らしをし続けている。(驚)
彼を一躍有名にしたのは、2012年の世界的な環境会議(地球サミット)での演説。
「ドイツの人々が持っている自動車の数と同じくらいの率でインドの人々が持つようになったらどうなるのですか?」
「息をするための酸素がどのくらい残るのでしょうか。」
その内容から始まる演説は、豊かさを求めることへの警告を世界に訴えたものとして、有名になった。
「幸福の意味をもう一度考えなおさなくてはならない。」
そんなメッセージが強く伝わってきた。
今までの考え方にとらわれず、新しいものの見方が求められる時代だ。
子どもたちにもそういったことができる人間になっていってほしいと感じた。
※写真はウィキペディアより