眠れない夜だった。間違いなく1年で最もドキドキする夜。複雑な心境の夜。朝を迎えたいような、迎えたくないような…そんな夜だった。
いや、私よりももっとドキドキしているのは、間違いなく彼等たちだったはずだろう。
今日は、大切な大切な、とてつもなく大切な生徒たちが
「新しい道」を歩む決意をする日。
どんな道だろうと、覚悟を持って突き進んでいかなければならない道。
そんなことを考えていたら、寝られるはずもなく…気づけば日付が変わり、運命の3月19日に。
不安なのは当たり前。怖いのも当たり前。
結果を聞く立場の私が緊張しているのに、当の本人たちが緊張していないはずがない。
「合格発表」の文字が頭によぎる度、どんどん鼓動が速くなり、同時に眠気が覚めていった。
現中3生の君たちはこの日報をいつ読むのだろうか。今日?何週間後?何ヶ月か後?何年後か?
もしかしたら、読むことすらないかもしれない。
が、たとえそうであろうと、今日は大切な大切な君たちのために私が伝えたいことを書いておこう。
どんな道を歩くことになろうと、君たちの向かう先には必ず「光」がさしている。
笑いながらでもいい、泣きながらでもいい。
堂々と「光」に向かって、光さす未来に向かって、足を踏み出しなさい。
そして、眩しいぐらいの陽射しの中へ思いっきり飛び込みなさい。
大切な大切な夢現塾生たちよ。
過去にすがるのではなく、前だけを向いて、いつも「夢」だけを追いかけよう。
「夢」がないなら、まずは小さな「目標」をたくさん達成していけばいい。
生きるということは、希望を持つこと。夢を追いかけ続けること。
Where there is a will, there is a way.
―意志あるところに道は開ける。―
道は自分で切り開いていくもの。どんな時も忘れないでほしい。