ご存知の方も多いだろうが、先日行われた大学入試センター試験の地理の問題にムーミンが登場し、世間をざわつかせている。
日本で過去に放送された「ムーミン」と「小さなバイキングのビッケ」のアニメ写真と、ノルウェー語とフィンランド語の2つの外国語の言葉を示し、フィンランドに関するアニメと言語の組み合わせを選ぶという問題が出された。
（センター試験の正答はフィンランドが舞台のアニメが「ムーミン」となっている）
試験後に受験生がツイッターに『ネタ問題』として次々と掲載するとともに、「ムーミンの出身地なんて知らねー」「出身地を変更しろ」というムーミンに対する恨み節がこれまた次々と書きこまれ、ムーミンの公式アカウントが炎上する騒ぎとなった。
ここまでなら、センター試験にしては「変わった問題が出された」で終わったのだが、そうはなっていないのが現状だ。ムーミンたちが住んでいるムーミン谷がどこにあるかは原作で明示されておらず、舞台がフィンランドとは断定できないといった声が上がり、一方で「小さなバイキングのビッケ」はあくまでもアニメの話であり、このアニメが舞台もノルウェーとは言い切れず、消去法も使えないとの見解が寄せられている。
受験生がムーミンを知らなくても、「バイキング」がノルウェーのキーワードなので、ムーミンにとらわれずに平常心で、テストでおなじみの『消去法』を使えば正答を導けるというのが出題者の意図であろうが、そもそも設問に無理があるとの指摘を受けているのが現状である。
現在、夢現塾中3生は学年末テストと対峙中だ。中学校生活最後の定期テスト有終の美を飾るべく日々奮闘している。学年末テストは実力問題も多く、見たこともないパターンの問題や今回のような変わった問題も出されることもあるだろう。そんな時こそ焦らず平常心で！自身がこれまでに積み上げてきたもの中に必ず正解への扉があるはずだ！！
ちなみに僕が見た定期テストの問題で印象に残っている「ネタ問題」は、社会の時事問題で、「○○市の市長を次の写真の中から選べ」の4枚の写真の中の１つに、Ｍ－１グランプリを優勝した漫才コンビ笑い飯の西田（ヒゲで長髪の人物）があった問いだ。
