今も昔も変わらないのは、学生たちのクリエイター精神。
「無駄な物は持ってきてはいけない」
という縛られた環境の中でこそ働く知恵。
小中学生は、
創造力の塊だ。
いかに
「持ってきていい物」で自分が楽しめる物を生み出せるかを考え、創作することで、学校の休み時間、塾の休憩時間を自分なりの楽園を創り出す。
そんな小中学生の生み出した物の中でトップを譲らない物と言えば、今も昔も間違いなく
「ねり消し」であろうか。
消しゴムのカスを定規や下敷きで、ひたすらにこねてこねてこねまくる作業を繰り返し完成する
「ねり消し」。腕に感じる疲れには動じず、休憩時間中は決して手を止めない、最高のねり具合だけを求め、ひたすらに手を動かす若手職人たち。
「ねり消し」とは、まさにそんな彼らの忍耐力の賜物だ。
より粘度が強い物を作りあげた者は、たちまち
クラスのヒーローになれるのだ。
中にはヒーローになるため、より頭をひねり、 色鉛筆の粉を入れてカラフルなねり消しを作り上げる者、スティックのりの破片を加え、より強い粘り気を求める者も現れた。
そんな沢山のクリエイターたちが集う学校、そして塾。
最近は文房具もおしゃれになり、持っているもの全てが高センスだ。
そんな高センスな環境に、もともと備えている創造力を活かした作品が完成したようで、
「これすごくないですか〜?」
と私の目の前に、一つの水筒を差し出す、女子中学生たち。
なんと練り消しで書体が作られている。
しかもなぜか、おしゃれなのだ。
最近流行りの
「インスタ映え」しそうということで、私もInstagramで加工をしてみた。
うん。
まさにインスタ映え。なんてフォトジェニックなんだろうか。
練り消しと水筒のコラボレーションがこんなにおしゃれになるとは、驚きだ。
これまた流行りの
「ハッシュタグ」はもちろん
#水筒
#ねり消しとのコラボ
#mugen
#夢現塾
#洗えない
#クリエイター精神爆発
だろうか(笑)
無駄な物は持ってきていない。
ただ消しゴムと水筒を持ってきただけなのだ。
学生たちの忍耐力や集中力、創造力は侮れない。一度熱中すれば、何でも生み出すことができる。
つまり、その有り余るほどの能力を学問に活かせば、とんでもない力を発揮するかもしれない…
クリエイティブな学生諸君、勉強も
「集中」するのではなく、
「熱中」してはいかがだろうか(笑)