「38」これが学校から自分へ突き付けられた内申点だった。無理もない。学力、人間性、共に平凡。岡崎北高校を目指す他の者たちが持つ40を軽く超える内申には、追いつけない差だ。
それでも自分にはゆずれない1つの思いがあった。「認めさせてやる」その一心で、来たる入試当日に向けてペンを握る毎日だった。
学校の先生が、何度も何度も、次がダメだったら・・・と、ただただ後ろ向きな言葉を投げやりに言う中、塾では毎回のように生徒たちのために、全力で授業をする先生方の姿があった。その姿に自分は何度救われただろうか。
そして、迎えた入試当日、絶望的なミスがあったものの、自分は全力を、死力を尽くして戦いきり、「本校に合格」の文字を目に焼き付けることができた。自分を見切った中学校に、諦めろと言われた高校に自分を認めさせることができた。
自分が今こうやって笑って作文を書けているのは他でもない「夢現塾」があったからこそだ。本当にありがとうございました。そして、行ってきます。