もう12月。
年齢を重ねると1年が早く過ぎるように感じる・・・。
これは「ジャネー(ジャネ)の法則」と呼ばれる現象で、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するということらしい。例えば、50歳の人の1年の長さは『人生の50分の1』の長さに感じ、5歳の人の1年の長さは『人生の5分の1』の長さに感じる。つまり、50歳の人にとっての1年は、5歳の人にとっての1年の10分の1の長さに感じてしまうそうだ。
さすがに反比例は言い過ぎだという批判的な意見も多いそうだが、主観的に感じる年月の長さは年齢を重ねるほど短くなるというのはその通りかもしれない。小学5年生から夢現塾に入塾した生徒がもう中学3年生となり、受験生として志望校合格に向けて燃えている姿を見ると、5年の月日を本当に短く感じてしまう。
世の中には「○○の法則」があふれている。非常に専門的な分野の法則から、身近な心理的法則までありとあらゆるジャンルの法則がある。今回、ジャネーの法則をネットで少し調べようとしただけでも、多くの法則が検索にひっかかり、初見のものから既知のものまでついつい色々な法則をチェックしてしまった。
「ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な量まで膨張する」というパーキンソンの法則。例えば荷物が多くなってギリギリになった旅行カバンを大きなものに変えると、結局その新しいカバンの大きさに合わせて荷物を増やしてギリギリになってしまうというもの。
これを勉強面で置き換えた有名な例が「夏休みの宿題は結局ぎりぎりまでかかってしまう」というあるあるの話。短い期限で終わらせることができる夏休みの宿題でも、期限の長さに合わせてダラダラやってしまいがちということだ。
それに加え「勉強を先延ばしにすることは、すぐに片付けることよりも倍の時間とエネルギーを要するという」エメットの法則というものもあり、要は短い時間で終わらせないといけないという環境に身を置いたほうが効率よく勉強できるということだ。しかも早く終わらせることで時間の余裕ができる。
中3生は思い出してほしい。プレッシャーをかけられながらも夏休みの宿題を7月中に終わらせたという事実。そう、これはパーキンソンの法則を生かした夢現塾の指導の1つ?なのだ。
※これは2-6-2の法則のイラストです