日報には『予約投稿』というものがあり、「〇月〇日の〇時に投稿」と予約ができる。
すでに日報が完成していれば、『予約投稿』ができるのだ。
『予約投稿』されている日報は、僕ら教師は見ることができる。
言わば、公開されるよりも先に見ることができるということだ。
僕は“ある1人の先生”の『予約投稿状態の日報』を、ほぼ毎回チェックしている。
その“ある先生”とは、宮下先生である。
僕の日報の順番は、宮下先生の次だ。
宮下先生が『予約投稿』した際、僕も日報を書き終えていることが多い。
似たような内容の日報を投稿してしまうと、
「あ、ネタを真似したな」
と思われてしまわれかねない。
ましてや翌日である。
何日か空いての内容であれば
「まぁこの時期の日報だから、似た内容がくるか。」
と思っていただけそうだが、連日になると“ネタ盗用疑惑”が生じる。
なおさら目の肥えた日報読者であれば、
「高橋先生、ネタ探しを怠ったな」
と疑念の目で日報を読むであろう…(苦笑)。
それなので似た内容になっていた場合は、投稿日までに大幅な手直しを余儀なくされる。
僕が宮下先生の日報の『予約投稿』をクリックする時、「ざわ…ざわ…」と擬音が聞こえてきそうな緊張感に包まれる…。
さて、そんな気持ちで宮下先生の日報をクリックすると、以下のような写真が目に入ってくる。
謎の写真が多すぎる…。
そう。
基本的には似た内容の日報になることはない(苦笑)。
しかし万が一、いや億が一、日報ネタが被っているかもしれない…。
そして僕は、宮下先生の『予約投稿』を震える指でクリックする…。