皆さんは『彗星』(すいせい)と聞いて、何が思い浮かぶだろうか?
例えば、映画『君の名は』のティアマト彗星?
機動戦士ガンダムの『赤い彗星のシャア』?
あとは・・・『コメットさん』とか・・・?(笑)
この大場久美子の『コメットさん』が分かるのは、夢現塾ではきっと目黒先生と高須先生くらいだろう。(笑)
でも23年前にアニメでもやっていたのは、意外に知られていない(僕も知らなかった)。
昨年発見され、現在地球に接近中の『紫金山・アトラス彗星』が、
(一部で)話題沸騰中だ。
先週、各種SNSには、撮影に成功した方々の写真が数多くアップされていた。
(※10/2に撮影されたものだそうです。)
先週は早朝しか観測できなかったため、妻が早起きしては東の空を眺めていた。
しかし連日天気がイマイチで、「今日も天気悪いから見えないなぁ・・・」と嘆いていた。
しかし!
本番はこれからだ。
今週末から来週~再来週にかけ、夕方の西の空に再び現れる。
チャンスはこの14日(月)~22日(火)頃で、日に日に高度を上げて観測しやすくなるので、夕方は西の空を、ぜひ見て欲しい。
1986年のハレー彗星接近の時は、誕生日に買ってもらった天体望遠鏡で覗くも、小さなその姿に小学生の僕はガッカリした記憶がある。
1997年のヘールホップ彗星は1等星並みに明るくなった上、長期間観測できたため多くの人が見ることができ話題となったが、逆にいつでも見られすぎて、なんだがありがたみがなかった。
そして今回の紫金山・アトラス彗星も、今後かなりの明るさになることが期待されている。
また観測できる時間も期間も限られているので、ヘールホップ彗星と違いありがたみもある(笑)
すっかり秋めいてきた今日この頃。
公転周期は26000年らしいが、非周期彗星であり一度接近したら再び接近することはない彗星なので、もう二度と見ることはできない。
秋の夜長(と言っても見られるのは夕方だが)に、一生に一度の天文ショーをぜひとも体験してほしい。