「本校に合格」。私はこの5文字を見たとき、今まで頑張ってきてよかったと心の底から思った。
2学期の三者面談で担任の先生に言われた言葉は「今のままだと厳しい状態です。」だった。そのことは自分が一番わかってはいたが、そう言われたことがとても悔しくてより勉強に励んだ。しかし、勉強しても伸び悩み、模試の結果は落ちていく一方だった。最後の模試では合格率14%という結果になってしまい、焦りと不安は募った。
しかし、私はそれからも自分の焦りと不安を打ち消すために夢現塾の自習室へ通い、さらに勉強に取り組んだ。自習室には高め合える友達がいて、休憩時間には話すことで息抜きにもなった。また、みんなのエナジードリンクの匂いも広がっていた。そんな日々の積み重ねが、私の不安を自信へと変えていった。
高校入試当日、高橋先生の裏ワザ、宮下先生と廣瀧先生の励ましの言葉、安田先生の『時と数』、古里先生に喝を入れてもらったこと、そして夢現塾のみんなとの思い出が私の力となり、合格をつかみ取った。