※英語題だからといって、安田先生ではありません。
今日は宮下です。
さて、30数年前のことだ…。
中学1年の文化祭の日、体育館では3年生の先輩たちがバンド演奏をしていた。
当時はバンドブーム真っ盛りの頃。
ちょっとイケてるコたちは、こぞってバンドを組むのが流行りだった。
友人の一人が、
「あれ、誰の曲?」
英語の歌詞の曲に、不思議そうな顔をしていた。
「あれはアメリカの『BON JOVI』ってハードロックバンドの、『RUNAWAY』って曲だよ!」
洋楽を少しかじりたての僕は、得意げに友人に説明したのだった・・・。
その8年後…。
大学の友人の山田君と、メジャーデビューと全国ツアーを控えた名古屋のインディーズバンドHIDDENの「ローディー」
(アンプやギターなどの機材のセットをする係。売れてるプロでもない限り、主にボランティア。)を担当することになっていた僕らは、ライヴ終わりの打ち上げで、対バンの大阪のバンドHYDRAのメンバーと話をしていた。
宮「そういえば、MC(ライヴ中のトーク)で豊橋がどうとかおっしゃてましたよね?」
「ああ、ドラムが豊橋出身だからね。」
宮「え!?僕もです。豊橋のどこですか?」
「二川だけど・・・」
宮「えええ!僕も二川です!!じゃあ、小・中の先輩じゃないですか!?ちょっと待ってください。もしかして、文化祭でBON JOVIの『RUNAWAY』やりませんでした?」
「おおお!やったよ、やった!」
宮「先輩!ボク、それ見てますよ。めちゃめちゃ覚えています!!」
なんと地元の中学の先輩に、名古屋と大阪のバンド繋がりで出会うというミラクル!!
ドラムの角谷先輩は僕の2つ年上で、豊橋の某トップ高を卒業後、京都の大学に進学。
在学中から大阪のHYDRAでドラムをたたいていた。
当時は携帯電話も持っていない時代、
(※いや、あったけれど、まだ高くて持てなかったんですよ!)お互い連絡先を交換することもなく、その日はそのまま別れた。
その後、HIDDENはデビューアルバムのレコーディングまで全て終わっていたにも関わらず、アルバム発売直前でメンバー間の確執で解散してしまい、僕と山田君は結局1度もローディーをすることはなかった。
全国を回り色々な経験を積むことで、僕たちのバンドに役立てようと思っていたのだが、それも全くできなかった。
またHIDDENの解散とともに、僕の音楽への情熱もプツンと切れてしまい、あえなく僕と山田君(もう一人いたけど、名前が思い出せません💦)のバンドも解散してしまった。
人生に
「もし」はないけれど、
「もしHIDDENが解散せずにいたら…」、僕の人生は全く違っていたものになっていたかもしれないな~と時々思うことがある。
そして時は流れ、今年の6月…。
その角谷先輩と、偶然にも某SNSで再会をはたした。
きっかけは僕が高校時代から大ファンの、
『ラウドネス』という世界的ロックバンド(※ウィキペディア参照:
https://ja.wikipedia.org/wiki/LOUDNESS)のベーシスト、山下昌良さんとSNSで『友達』になった際に、角谷先輩の名前が
『知り合いかも』と出てきたのだった。
早速、メッセンジャーでDM(ダイレクトメール)を送った。
宮「25年以上前にHIDDENの打ち上げでお会いした、二川中の後輩の宮下です。覚えていらっしゃいますか?」
「おお、久しぶりだねえ。友達申請だしてくれる?すぐ承認するし。」
なんと、角谷先輩は
ラウドネスの山下昌良氏の、ソロプロジェクトのドラマーを担当していたのだ!
「11月に山下グループで京都、滋賀でやるから、遊びにおいで。まあ遠いけどね。」
とのお誘い。
このお誘いはリップサービスで、角谷先輩も愛知県在住の僕がまさか本当に来るとは思っていなかったかもしれない(笑)
いやいや、滋賀なんて高速道路を使えば、
あっという間ですよ!
東京国立博物館だって日帰りする我々夫婦を、なめてもらっては困ります(笑)
ということで行ってきました! 11/27(日)滋賀BALI-HARI。
演奏はとにかく爆音で(笑)、とにかく最高だった(笑)
一緒にいた妻は耳栓を入れていたが、僕はもちろん”原音”を堪能した。
(おかげで当日の夜は耳鳴りが酷かった。)
そして、会場の一番後ろの角にいた僕を、角谷先輩はステージ上から見つけ、合図をしてくれた。
その後、久しぶりの再会。
先週は名古屋で他のバンドのライヴだったため、豊橋の実家にも帰られていたそうだ。
凄腕ドラマーはあちこちから声がかかり、幾つものバンドを掛け持ちしているため、毎週毎週忙しそうだ。
そんな角谷先輩は、こう言っていた。
「中学・高校とコピーしまくったバンド(ラウドネス)のメンバーと、まさか自分が一緒に演奏できる日がくるなんて、当時は夢にも思わなかったよ・・・」
好きなことに全力で打ち込めば、夢にも思わないことだって起きる!
Dream On!(夢を見続けよう)、夢現塾生!!
(※全てのバンドの終了後、会場外にて(笑))