突然だが「数学の友」という教材はすごいなとつくづく思う。
僕は30年以上も前にこの教材を使っていた記憶がある。
そう、現役の中学生の時。遥か昔も「すうとも」と呼んでいた。
後に中学生だった僕は大学生になり家庭教師をするようになると。
また、そこには数学の友。
当時の教え子たち(今はかなりのおっさん?)も当然のように持っていた。
月日は流れ、私塾の教師になり、担当教科は数学ではなかったが。
生徒からの数学の質問は決まって数学の友からのものがとても多い。
夢現塾で自習室の監督を任されたときも生徒からの数学の質問はいつも数学の友。
恐ろしいベストセラーだぞ「数学の友」。
この問題集の良さは一言でいうと
解説が丁寧であること。
また、解説が赤字で書かれているため、これを使うとばっちり、解答の箇所を消すことができる。
※上記はダイソーのもの。
これは便利!
また、
本体と答えのページが一致していることもこの問題集の良さだと思う。
答えがとても探しやすい。
ところで数学の質問、僕のところに様々な?言葉を使って。
生徒たちは質問にやってくる。
例えば・・・
1:この問題が分かりません。
2:この問題の意味が分かりません。
3:ここの式がなぜこうなるのか分かりません。
4:解答のこの箇所(部分)が分かりません。
5:この問題テストに出ませんよね?(笑)
などなど。
あまりに甘えた質問をしてくる生徒はあえて突き放すようにしている。
まずは、答えをきちんと読み、自分で考える。
次に何が理解できていて何が理解できていないかを確認。
その上で質問に来る。
この流れを踏まえるかどうかで後々、質問した問題の理解は雲泥の差になる。
教師に頼るのは大いに結構だと思う。
ただし、できることを自分でやらない生徒はいつまで経っても成績は上がらない。
それは一言で言えば、甘えてばかりで自立をしていないから。
ときに生徒から以下のような質問を受けることがある。
「成績を上げるのはどうすればよいですか?」
僕なりに答えはいくつか持っている、その中の一つはこれ。
「誰かにその問題の解答方法(解き方)を教えること」
言い換えると自分が理解していることを相手に理解させることとも言える。
これは簡単なようで意外と難しい。
試しに弟や妹がいる塾生は彼らに算数でも何でも良いので何かを教えてみてほしい。
なかなかうまく伝わらないことを実感するはずだ。
「何でこんなことも理解できないんだろう?」
首をかしげてしまうこともあるだろう。
もちろん断っておくが…。成績を上げるためには当然、人に教えてばかりはいられない。
勉強時間を増やす必要がある。
「勉強は量より質だ」と言われることがある。
これは部活などに忙しい中学2年生あたりには通用すると思うが、受験生にはもう通用しない。
この11月下旬から受験当日までは…
「勉強は質も量も両方とも重要だ」に上記の言葉は変化する。
公立高校の一般入試まで
90日を切った。
12月には
岡学と
全県模試が控えている。
数学の友以外の質問ももちろん待っている。
ワールドカップの試合の見過ぎにご注意を。