夢現塾に初めて行った日のことは、今でもはっきり覚えている。部活の大会帰りで、僕の体も心もくたくただった。また、初めて行く塾ということもあり、緊張で僕の足取りはずっしりと重かった。
しかし、夢現塾に通い始めて数日もする頃には、行かされていたものから進んで行くものに変わっていた。先生方の授業は本当に楽しくて、分かりやすく、なにより熱心だったからだ。
授業を通して、本当に多くのことを教えてもらった。それは問題の解き方だけではない。僕は勉強することがむしろ楽しくなっていた。そう、先生方からは勉強の楽しさを教わったのだ。中学3年生にもなると、一日中自習室にこもって勉強した後、感じるものは「疲労」ではなく毎回「達成感」になっていた。毎日、勉強がしたくてたまらなかった。
この頃から成績が伸び始め、気付くと内申は7、順位は80位近く上がっていた。「夢」だった岡崎北高校合格は、いつしか手の届く「目標」となり、その「目標」は「現実」となった。授業で学んだことの中で、身をもって実感したことがある。それは・・・
「夢は実現する。」